標準治療

標準治療とは

標準治療とは、科学的根拠に基づいた治療であり、現在利用できる最良の治療です。
「並」「普通」、あるいは「上中下の中」ということではありません。
がんの種類・進行度 ごとに定められているもので、治療の第一選択となります。

標準治療は、原則として全国どこでも均等に受けることができる治療とされています。

ただし、患者数が少ない希少がんなどでは、まだ標準治療が確立されていないものもあります。

検査の費用

がんの検査には、高額になるものもあります。
超音波検査（エコー）：約5,000円程度
コンピューター断層撮影（CT)：約20,000～30,000円程度
磁気共鳴コンピューター断層撮影（MRI)：約20,000～30,000円程度
ポジトロン断層撮影（PET)：約80,000円程度
保険適用であれば、上記費用の1～3割が自己負担分です。

PET検査は、人間ドックのような健康診断として受ける場合は全額自己負担になります。

概算を出してみましょう

がんのステージ（病期）が上がって治療期間が長くなれば、医療費の負担額も多くなります。

Ⅰ、Ⅱ期は70万程度、Ⅲ期は100万程度、Ⅳ期は120万程度が平均的な自己負担額です。
がんの治療は、新しい技術や薬が次々出てくることで、医療費が高額になりがちですが、
健康保険の制度では、月の自己負担額に上限があります。 

薬代

価格を抑えたジェネリック薬（後発薬）は、年々増えていきます。
先発品と同じ成分ですので、医療機関でも積極的に利用しています。

ただし、特許が切れるまでは先発薬のみです。
新しい分子標的薬では、保険診療であっても高額なものもあります。
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