民間保険

保障内容の確認

保険証券や保障内容のお知らせを見るとき、確認しておきたいポイントがいくつかあります。
わかりにくいところがあれば、コールセンターに問い合わせるのが確実です。
その際、契約者・被保険者でなければなりません。
家族であっても、契約内容の照会はできないので注意しましょう。

がん保険/がん特約・医療保険/医療特約があれば、指定代理請求人を指定しているか確認しましょう。
これは、本人に保険金請求ができない特別な理由がある場合(告知をされていない、話すことができない等)に、利用できる制度です。
指定代理請求人は本人に代わって保険金請求ができますので、信頼できる人を指定し、その人にも伝えておきましょう。

指定代理請求人は、被保険者と生計を一にしている戸籍上の配偶者、または三親等以内の親族を指定できます。
詳細は、保険会社に確認してください。

がん保険/特約

がんに特化した保険で、保障内容は一般的に下記のようになっています。
給付の対象は細かく決められていますので、確認しておきましょう。

診断一時金---給付になる条件は何か
入院給付金---日額はいくらか、何日目から、何日目まで対象か
手術給付金---対象となる手術、放射線治療も含まれるか
通院給付金---退院後の通院のみか、通院だけでも対象か
先進医療特約---付加されているか

実損填補型のがん保険もあります。
給付条件を確認しておきましょう。

また、保険が有効になってから、90日間は免責期間であることも、注意が必要です。

医療保険

基本的に、入院、手術の給付がセットになっています。
がん保険のような90日間の免責期間はありませんが、入院給付金の給付になる日数に制限があります。

入院給付金---日額はいくらか、何日目から、何日目まで対象か
手術給付金---対象となる手術、放射線治療も含まれるか
通院給付金---退院後の通院のみか、通院だけでも対象か
先進医療特約---付加されているか

実損填補型の医療保険もあります。
給付条件を確認しておきましょう。

所得補償保険

主に損害保険会社で扱っている保険です。
長期の就業不能状態の場合の所得を補償しますが、免責期間や保障期間は様々です。
証券で分かりにくい場合は、コールセンターなどで直接確認しましょう。

生命保険

三大疾病保険・特定疾病保険は、がんを含みます。
特約として付加しているケースも多くあります。

90日間の免責期間や、給付の条件を確認しましょう。
診断されたら即給付か、入院治療で給付になるのか、受け取れるタイミングに違いがあります。

がんなどの病気になったら、以後の保険料を払わなくてよいという、保険料免除特約をつけている場合は、保険期間がいつまでなのかも確認しましょう。

また、リビングニーズ特約が付加されているか確認しておきましょう。
これは、もしも余命6ヶ月と宣告されたときに、生前に生命保険の給付が受けられるものです。 
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